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弓 [DVD]

再鑑賞。
二胡の音色と凪いだ海の夕焼けが誘い水となって
途中うつらうつらしながら観た。

神託以外の言葉を発しない少女の眼差しの強さに圧倒された。
年頃の女の子としてはひどく当たり前で、
だからこそ老人には残酷に映ったであろう拒絶の意思。
それでもカレンダーに×印をつけながら結婚の準備を
黙々と進めていく老人の姿には妄執の一言がよく似合う。
50以上も年の離れた少女を単純に手篭めにするのではなく、
10年の歳月をかけて慈しみ育て上げ、
滑稽な程伝統に則った結婚式を挙げて正式な妻にしたいと
希う彼の人生はどれだけ孤独なものだったのか。
考えると心が痛んだ。そんな話。

タイトルの『弓』は武器でもあり、楽器でもあり、
神器でもあるという解説を読んだのはパンフレットで
だったかしらん。

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閉店間際の書店に寄って平台が空けられていると、
明日は新刊が積んであるのね！
とドキドキする。

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遠くに行きたいと耽ってみたり、遠くに来てしまったと浸ってみたり。
自分もなかなか忙しい。

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可愛い後輩がおでん屋さんに誘ってくれたり、
高校の同級生を公園デートに誘ってみたり。
楽しい計画沢山立てて、だけど当日は気分で動いたりして
春だねって浮かれたい。

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ロルナの祈り [DVD]

クローディ役の人の笑顔が可愛かった。
無防備でドキドキした。

ロルナの行動はクローディへの愛のためというより
償いのためという表現がぴったりで、
だけどそこに愛がないなんて誰に言えるの？と思う。
他人にどう言われても、自分さえ納得させられなくても、
その時その時の一番強い気持ちに従って取捨選択していくしかなくて、
本当に人生って甘くない。

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サグラダ・ファミリア [聖家族] (集英社文庫)

透子は食べたあとで必ず皿を洗ってくれたり、
コーヒーをいれてくれたりする。
そういうことがさりげなく自然に、
当然のようにできるのはひとつの美点である。
なかには一切何もしようとしない、
オヤジのような女の子だっているのだ。
そういうのに限ってベッドでのマナーも最低で、
相手から与えられるものをマグロ状態で
ただ貪ることしかできないのが多い。
(P21-22)

主人公に料理を振舞われた時の透子さん。心に留めておく。

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もう無理です。
上から見ても下から見ても右も左も死角なしに無理。
なので笑っちゃうことにする。うへへへへ。

気づけば3月だよ。