ぼくの美しい人だから (新潮文庫)

ぼくの美しい人だから (新潮文庫)

ノーラ、今夜こそあいつも夢から覚めるわ、
今夜があいつと会う最後の夜だよ、それに、
これだけ長くつきあえたんだから幸せ者じゃない。
おまえの腐った人生にいい思い出ができたと考えればいいんだ
――なんて考えつづけてる。
(P194)

読む度に違った場面でえぐられる作品。
これからも何度も読み返すのだろうな。